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大画面はライティングが重要

『プラド美術館展』に行って来ました。
結構ベラスケスの大作が来てましたが、流石に「ラス・メニーナス」はなし。→以前スペインに行った時、「この作品は絶対貸し出ししないから、ここで無いと見れませんよ!」っていわれたの思い出します。でもグッズにはある(^^)。
王侯貴族のコレクションが基のプラド美術館から来ている為、作品はどれも大画面。広い屋敷や宮殿飾るにはこのサイズ無いと!って感じですが、その分作品数が少ない。全部でたった70点。狭い世田谷美術館のパリジェンヌ展が123点、個人蔵を掻き集めたブリューゲル展は101点、本や貴金属工芸もあったルドルフ2世展が143点、ポスターや素描が多いミュシャ展はなんと147点。サイズ差が出品数に明らかに影響してます。
割と天井高がある西洋美術館なのに、ぎっしり詰めた為ライティングが微妙。離れて全体を見るとマダラに光り、解説が読める程近づくとチカチカする。比較的に空いている金曜の夜だからマシでしたが、GWとかだと画面全体を見るのは難しそう。目玉の「バルタサール・カルロス」君なんて、前でかなり粘ったのにベストアングルが遂に見つからなかった。さらに黒地に金色文字の文章って豪華だけど目に優しく無い。ベラスケスやムリーリョにルーベンスと美しい作品ばかりだから、もっとゆったりした配置で明るい解説にすれば良いのに何故か暗い硬い構成でした。プラド美術館で見た時の感動は何処へ?な美術展でした。
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by ayaryna | 2018-03-30 21:58 | 展覧会 | Comments(0)

映画・芝居・読書・絵画の鑑賞記録


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