『袁枚 十八世紀中国の詩人』アーサー・ウェイリー
2019年 02月 24日
》袁枚の詩の何処か自由で大らかな性格を、ちょっと狷介そうなウェイリーが解説する面白さ(そこか)。
この一文にウケました!いいですねー
残念ながら漢詩は原文だとわからないのですが、袁枚って《紅楼夢》についての評論など、なんだかおおらかそうなのはすごく感じます。
良くも悪くもあの時代の文化人、読書人、詩人のおじさん(爆)の嗜好の枠組み!
紅楼夢も袁枚も、清朝最盛期・乾隆盛世の時代だから、バブル期っぽいイケイケな感じなんですよねー。だけど社会批判も含んでいる?のか!?っぽい印象です。
『歩歩驚心』でヒロインが毛沢東の詞をいきなり出して来たり、宋詩で漢字を覚えたりと「やっぱり漢詩は日本での源氏物語的なんだなぁ」と思ったもんです。